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玄吾の森の写真(MONOCHROME)
玄吾の森の写真(MONOCHROME)
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作品について
本作品は、六甲山北麓にある「玄吾の杜」を題材にした風景写真作品です。
手入れを続けてきた120年の杜で、その瞬間にのみ現れる象徴的な景色を記録し、
和紙プリントとして制作しています。
ほとんどの写真家は、
あらゆるところに出向き、
その場所の瞬間や絶景を収めるために
カメラを使うことかと思います。
僕はそういったことに全く興味がありません。
僕のやっていることは、
景色をつくるということです。
自分で自分の住むこの森の景色を作り込みながら
その様子を永遠に撮り続けています。
その景色自体が作品であって、
撮影はそれをどう届けるかの最後の一手間に過ぎません。
木の枝を少し払ってやるだけで、
風の通りが変わり、
その後の景色は変わります。
その場所の守人や観測者が何を考え、何を行ったかで、
森の姿もまた大きく変わります。
森は問い続け、寄り添うべきものに寄り添うだけでしょう。
あまり言葉が多いと森はそっぽを向くので、
森と会話するために、もしかすると写真を撮っているのかも知れません。
写真は、形や構図を求めているわけではなく、
無形の作用や予感が漂った瞬間を求め続けています。
ここで改めて書いておきたいことは、写真が作品なのではなく、
景色とそこに集う人の心が僕の作品だと思っているということです。
それを写真や絵を描くということで刻み続けたいと思っています。
あらゆるものに触れてきました。
どんな高価なものよりもこの森に漂う予感と変化の様が
僕の中では最も美しいものであり、
最上の芸術だと思っています。
自分が美しいと思うものが、
自分だけの特殊な感情なのか、
或いは、他者とも共有出来る普遍的なものなのか、
という問いに僕は大きな興味があります。
展示イメージ|View in a Room
玄吾の杜について
玄吾の杜は、六甲山北麓に広がる、深い自然と人との対話が続く森です。
森本来の地形や植生、時間の流れを尊重しながら、既存の庭園概念にとらわれない
新しい景観のあり方を探求しています。

森(杜)と作品の関係
静かで深い120年の森に棲まい、
手を加え現れた場を杜(玄吾の杜)と定義して、
土着の予感を宿した大きな景観や陰影を作り、
定点観測のようにして、四季折々の変化とともに、
そのつど現れる象徴的な景色を撮影して作品にしています。
美しい景色を探して旅先でシャッターを切るような
写真家とは対極にある行為かもしれません。
また、写真はひとつの表現としての手法でしかなく、
膨大な時間と手間をかけて景色をつくり、
最後の行程で現れる偶発的な瞬間を写真に収める行為と、
その景色や瞬間自体が作品そのものであると
私は捉えています。
派手な色彩ではなく、
静かな景色ばかりですが、
良ければ持ち帰って飾ってもらって
心情や暮らしの変化と向き合ってもらえれば幸いです。
そこに収められた静かで深い色彩と陰翳は、
人を変える大きな何かを包括していると
気付かされます。
作品詳細
| 作品名 | 玄吾の森の写真(MONOCHROME) |
|---|---|
| 撮影者 | Tomoyoshi Hayashi |
| 印刷方法 | 和紙プリント / フォトアクリル |
| サイズ | A4(210 × 297 mm) ※大きなサイズをご希望の場合は、別途ご相談下さい。 |
| 制作方法 | 受注後制作 |
| 納期 | 約14日 |
ご案内
ギャラリー務古屋にて作例の一部を展示しています。和紙の質感や作品の佇まいを、実際の空間でお確かめいただけます。
『SHIKI-COLLECTION』|1カ年四枚組み作品集
玄吾の杜では、森と長い時間をかけて向き合う中で生まれた景色や表現を、ひとつの作品として届ける活動を続けています。
『SIKI-COLLECTION』は、玄吾の杜という一つの大きなアートの場から生まれる作品を、継続的に届ける年間コレクションです。
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