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笹道の景色-001
笹道の景色-001
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作品について
本作品は、六甲山北麓にある「玄吾の杜」を題材にした風景写真作品です。
手入れを続けてきた120年の杜で、その瞬間にのみ現れる象徴的な景色を記録し、
和紙プリントとして制作しています。
僕がこの森にはじめて出会ったときに、
心が奪われた霊性の漂う神聖な景色です。
人の為の場所にせず、
森に問いながら、一歩ずつ慎重に
足を踏み入れないといけないと思わされた大事な場所。
僕は、当初、
この景色との関係を非常に悩みました。
僕の周囲にいたひとりの建築家は、
この笹の道の上に橋をかけて
共存しようと計画しました。
ある作家は、
この笹道の傍らに小さな小屋を建てて
住まうことを考えました。
でも、僕は、
この景色には手を入れず、
少し離れたところから見守り続けるという選択をし、
森もそれに静かに合意して、
その他の選択を拒み続けました。
この景色も、
朝と晩、季節、瞬間瞬間に応じて
様々に表情を変えます。
夏が来ればゲンジボタルが飛び交い、
神秘的な風景が訪れます。
それはそれは、
美しい瞬間です。
展示イメージ|View in a Room
玄吾の杜について
玄吾の杜は、六甲山北麓に広がる、深い自然と人との対話が続く森です。
森本来の地形や植生、時間の流れを尊重しながら、既存の庭園概念にとらわれない
新しい景観のあり方を探求しています。

森(杜)と作品の関係
静かで深い120年の森に棲まい、
手を加え現れた場を杜(玄吾の杜)と定義して、
土着の予感を宿した大きな景観や陰影を作り、
定点観測のようにして、四季折々の変化とともに、
そのつど現れる象徴的な景色を撮影して作品にしています。
美しい景色を探して旅先でシャッターを切るような
写真家とは対極にある行為かもしれません。
また、写真はひとつの表現としての手法でしかなく、
膨大な時間と手間をかけて景色をつくり、
最後の行程で現れる偶発的な瞬間を写真に収める行為と、
その景色や瞬間自体が作品そのものであると
私は捉えています。
派手な色彩ではなく、
静かな景色ばかりですが、
良ければ持ち帰って飾ってもらって
心情や暮らしの変化と向き合ってもらえれば幸いです。
そこに収められた静かで深い色彩と陰翳は、
人を変える大きな何かを包括していると
気付かされます。
作品詳細
| 作品名 | 笹道の景色-001 |
|---|---|
| 撮影者 | Tomoyoshi Hayashi |
| 撮影日 | 2022年6月某日 |
| 印刷方法 | 和紙プリント / フォトアクリル |
| サイズ | A4(210 × 297 mm) ※大きなサイズをご希望の場合は、別途ご相談下さい。 |
| 制作方法 | 受注後制作 |
| 納期 | 約14日 |
ご案内
ギャラリー務古屋にて作例の一部を展示しています。和紙の質感や作品の佇まいを、実際の空間でお確かめいただけます。
『SHIKI-COLLECTION』|1カ年四枚組み作品集
玄吾の杜では、森と長い時間をかけて向き合う中で生まれた景色や表現を、ひとつの作品として届ける活動を続けています。
『SIKI-COLLECTION』は、玄吾の杜という一つの大きなアートの場から生まれる作品を、継続的に届ける年間コレクションです。
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